タイトルの通りロリポップレンタルサーバーが2020年8月5日に爆速化しました。
ロリポップといえば「ナウでヤングなレンタルサーバー」をキャッチフレーズにした老舗レンタルサーバーですが、時代に合わせてナウでヤングなサーバーを事実提供してくれているレンタルサーバーです。
さて今回の更新でどこがナウでヤングになったか、更新方法はどうやるのかまとめました。
※アップデート対象は2020年8月5日以前に契約がある方です。8月5日以降契約された方は自動的に新サーバーで提供されます。
更新内容
更新概要
リニューアル内容は非常に多くありますが、一部抜粋した表を確認ください。
| プラン名 | 料金 1・3ヶ月 | ディスク容量 | ストレージ | 独自ドメイン | MySQL | CPUコア数 従来比 | CPU処理能力 従来比 | メモリ数 従来比 | ディスク性能 従来比 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| エコノミー | 100円 | 10GB →20GB | HDD →SSD | 20個 →50個 | 0個 | 約2.6倍 | 約2倍 | 最大12倍 | 最大35倍 |
| ライト | 300円 | 50GB →100GB | HDD →SSD | 50個 →100個 | 1個 | 約2.6倍 | 約2倍 | 最大12倍 | 最大35倍 |
| スタンダード | 600円 | 120GB →150GB | HDD →SSD | 30個 →200個 | 30個 →50個 | 約2.6倍 | 約2倍 | 最大12倍 | 最大35倍 |
| ハイスピード | 1200円→1000円 | 200GB →250GB | SSD | 無制限 | 70個 →無制限 | 約1.5倍 | 約1.25倍 | 最大1.5倍 | 変更なし |
| エンタープライズ | 2300円 | 400GB →1TB | SSD | 無制限 | 100個 →無制限 | 約1.8倍 | 約1.8倍 | 最大3倍 | 変更なし |
料金
料金の更新もありました。
ロリポップ！が推すハイスピードプランが長期契約で1つ下のグレードのスタンダードプランと同一価格になったのが衝撃的です。
| プラン名 | 1・3ヶ月 | 6ヶ月 | 12ヶ月 | 24ヶ月 | 36ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|
| エコノミー | 100円 | 100円/月 | 100円/月 | 100円/月 | 100円/月 |
| ライト | 300円 | 250円/月 | 250円/月 | 250円/月 | 250円/月 |
| スタンダード | 600円 | 500円/月 | 500円/月 | 500円/月 | 500円/月 |
| ハイスピード | 1000円 | 1000円/月 →750円/月 | 1000円/月 →750円/月 | 1000円/月 →630円/月 | 1000円/月 →500円/月 |
| エンタープライズ | 2300円 | 2000円/月 | 2000円/月 | 2000円/月 | 2000円/月 |
筆者もロリポップ！をロリポおじさんが沈む前から愛用していました。
非常にお安くなったハイスピードプランに契約変更しようと思っています。
LiteSpeedにも対応
ハイスピードプランとエンタープライズプランはLiteSpeedでウェブが提供されるようになりました。
ロリポップ！のデータでは最大4倍のレスポンス短縮が期待できるようです。
従来はApacheと呼ばれるウェブサーバーが利用されていました。
しかし時は令和、Apacheはシェアを徐々に落としています。
他のウェブサーバーがApacheよりも高速であることがひとつの要因です。
現在は爆速なウェブサーバーのNginxやLiteSpeedの人気が高まっており、LiteSpeedは .htaccess とも互換性があるためロリポップ！でも採用されたのだと思います。
といってもApacheは古くから使われており、ノウハウを積んだ方が多いため現在もウェブサーバーの3割強がApacheを使っていると言われっています。
新しいバージョンへアップデート
このアップデートはサーバーの移設が行われます。
早速アップデートしたいところですが、様々な変更がありますので気をつけましょう。
なおこのアップデートは無償でアップデートできる強力なものですので、是非アップデートしましょう！
アップデートページ
管理画面 (コントロールパネル) を開き画面上部のアップデートバナーをクリックします。
ページアドレス: https://user.lolipop.jp/?mode=account-relocation
開きますと下記のような画面になるかと思います。
注意事項
新サーバーへアップデートして爆速化しようと考えている皆様、お気をつけください！
- EC-CUBEの簡単インストールが利用不可に
- PHP7.3, 7.4への全ドメインおよびサブドメインの更新が必要
→ 古いPHPが利用されているとアップデートができません - 共有SSL使用できなくなり、代わりにロリポップ！のドメインがSSL化されます
→ 独自ドメインは別途契約するかCloudFlare等のCDNが提供する無償のSSLを通す必要がある？（未検証） - Perl 5.10 から 5.30 へ更新
- Ruby 1.9, 2.0 から 2.6 へ更新
- Python 2.7, 3.4 から 3.7 へ更新
- .htaccess 内の Allow / Deny 後部にコメントアウトがある場合エラーとなる
→ アップデート前に確認
更新が必要なドメイン
更新が必要なドメインは全て列挙されます。
全てアップデートを行い、正常に動作するか確認しましょう。
PHP5系からPHP7系へ変更する際は下位互がないものがあります。
参考: https://www.php.net/manual/ja/migration70.incompatible.php
WordPressやbaserCMSなどはPHP7系に対応していますが、プラグインが対応していない可能性がありますのでその点お気をつけください。
PHP設定変更
PHPの設定は一括して変更できます。
WordPressやbaserCMSはPHP7系で動きますが、PHP5系に依存したシステムが無いか今一度確認したほうが良いでしょう。
逆にPHP5系に依存してアップデートができないものは過去の遺産としてとりあえず更新してしまうのも手です。
PHP5系は7系に比べセキュリティ面からもおすすめできません。
10日間お試し
ロリポップ！では様々なアプリケーションが利用できます。
WordPressやbaserCMS、MediaWikiなどなど…。
初心者でも簡単にブログを始めることもできますのでおすすめのウェブサーバーです。
10日間お試しもありますので是非！
加え2020年12月31日まで初期費用1500円が無料！
ハイスピードプランに限っては今後も無料とのことです。
※エンタープライズは初期費用3000円が2020年12月31日まで無料！
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